園の特色

大切にしていること

のびやかに成長していくお子様の「育ち」は、花の成長にも重ね合わせることができます。
おひさまに向かってぐんぐんのびる植物。
それは、同時に土にかくれている「根っこ」のしなやかさとたくましさを表しています。
これからお子様が健やかに育っていくための土台である根っこを、より広く深くはっていくためのお手伝いを保育園ではさせていただきたいと思っています。

水をやり、時には肥料をあげて大事に見守り育てていくことで、子どもたちはその根からたくさんのことを吸収します。やがて小さな希望溢れる芽が芽吹き、それぞれの花を咲かせていくことでしょう。
園とご家庭が手を取り合って、その成長を共に見守っていけたらと願っています。
子どもたちにとっての「根っこ」、それは「こころ」です。何でも素直に吸収できるこの時期に、「心の基盤」作りをすることは、もっとも大切なことです。子どもたちは園生活を通じてたくさんの友だちと触れ合うことで、人の気持ちがわかる優しさや思いやりの心を育んでいきます。
いいこととそうでないことの判断力を身につけ、ルールやマナーを守ることも覚えていきます。
また、葛藤を乗り越えながら、心身共にたくましく成長していきます。
そんな体験の積み重ねが、どんなことでも前向きに受けとめ、幸せに感じられる心を育みます。
友だちや先生と「たのしいね」「ふしぎだね」「ありがとう」「だいすき」…という思いを何度も共有しながら心の基盤を築いていきます。

泥あそび

園内にある土・砂・泥・水という「変化する素材」は五感を育てるうえでも大切。これから身近な自然素材と十分触れ合って遊びを深めていきたいと思います。
泥んこ遊びは子どもたちにとって一番自然と密接に触れあえる遊びです。衣服が汚れてしまうので家庭ではなかなか取り入れにくいかと思います。
形のない泥を使っていかに新しい遊び方をしようか?と子どもたち自身が考えていくことで、創造力の育成が成されていきます。

野菜作り

初めての野菜作りは分からないことがたくさん。そこで「どうしたらいいのかなあ」と相談がはじまり、調べてみることに。絵本や図鑑、紙芝居のお話から野菜の育て方を調べ、みんなで力を合わせての野菜作りがスタートします。
子どもたちは暑い夏に野菜が負けることのないよう毎日水やりを行い、野菜の成長を身体で感じ取り、愛情を込めて育てることが野菜を好きになることに繋がっています。

調理保育

給食や家庭での食事など、調理され出来上がった野菜しか知らなかった子どもたち。
風の子保育園では、給食の調理員が「今日はトウモロコシの皮をむいてほしいんだけど・・・」と声をかけると「お手伝いする」とはりきって集まってきます。
その中で食材について知ったり、調理の手伝いを子どもたちがすることで、日々作ってくれる人への感謝の気持ちを育てています。
野菜を育てる・調理する・食べるという一連の流れの中で一つひとつの過程に感謝する心が育っています。
また、3・4・5歳児の調理保育を計画しており、夏野菜のピザやカレー、梅干し作り、味噌づくり、豚汁作り、うどん作りなど子どもたちはとても楽しみにしています。